この記事では、住宅ローンの繰上げ返済を検討している方に向けて以下の内容を解説します。
・住宅ローンの繰上げ返済の種類や特徴
・住宅ローンの繰上げ返済を行うデメリットとメリット
住宅ローンの繰上げ返済を行うタイミングについても紹介します。住宅ローンを検討中の方や、これから家を建てる予定の方はぜひ最後までご覧ください。
住宅ローンの繰上げ返済の種類や特徴とは？
はじめに、住宅ローンの繰上げ返済の2つの種類や特徴について解説します。
返済期間短縮型の特徴
住宅ローンの繰上げ返済には返済期間短縮型という種類があります。返済期間短縮型は、下記が特徴です。
・返済月額に変化がない
・返済期間が借入時より短くなる
・利息軽減効果が高い
返済期間短縮型は、返済する期間を短くすることで利息を軽減できます。返済月額に変化がないため、家計の改善において即効性はありませんが、返済期間が短くなった分だけ利息支払いの負担が軽減されます。
返済額軽減型の特徴
住宅ローンの繰上げ返済には返済額軽減型という種類があります。返済額軽減型は、下記が特徴です。
・返済月額の負担を軽減できる
・返済期間は借入時と同じ
・返済期間短縮型と比べて利息軽減効果が低い
返済額軽減型は、返済期間が借入時と変わらないため、利息軽減効果は得にくいです。しかし、月あたりの返済額を減らすことができるため、毎月の住宅ローン負担が少なくなります。
住宅ローンの繰上げ返済を行うタイミングは？
住宅ローンの繰上げ返済を行うタイミングは、効果的に返済額を減らすために下記をチェックしましょう。
・借入金額
・金利
・住宅ローン控除
借入金額と金利が高い場合は、住宅ローン控除適用期間中に繰上げ返済を行うことで返済の負担を減らせます。反対に、金利が比較的低い場合は繰上げ返済を行うと、住宅ローン控除の効果を得られない場合があるため注意が必要です。
住宅ローンの繰上げ返済を行うデメリット
次に、住宅ローンの繰上げ返済を行うデメリットについて解説します。
種類によっては負担月額が変わらない
住宅ローンの繰上げ返済のうち、返済期間短縮型は月々の住宅ローン負担が変わりません。そのため、現状で家計が苦しいと感じていたり、将来的に養育費などの出費が増える場合は、返済額軽減型がおすすめです。利息を減らす効果は少ないものの、今すぐに月々の住宅ローン負担を減らせる繰上げ返済のため、家計の見直しに最適です。家計の状況に合わせて繰上げ返済の種類を検討してくださいね。
繰り上げ返済実行後は取り消しができない
住宅ローンの繰上げ返済は、実行した後に取り消すことができません。繰上げ返済をすると利息軽減の効果がありますが、手元の資金が減ることに注意が必要です。そのため、繰上げ返済を行う際は、急な出費・家計の維持に必要な支出を考慮し、手元に残す資金に余裕を持っておきましょう。
団信の効果が減る
住宅ローンの繰上げ返済を行うと、住宅ローンを組んだ際に加入した団信（団体信用生命保険）の効果が減ってしまうケースがあります。団信とは、債務者が死亡または高度障害を負った場合に、残債金として保険金が支払われる生命保険です。例えば、繰上げ返済を行った直後に団信から保険金が支払われると、手元資金が減って損をしてしまう可能性があります。
住宅ローンの繰上げ返済を行うメリット
最後に、住宅ローンの繰上げ返済を行うメリットについて解説します。
総返済額が減る
返済期間短縮型の住宅ローンの繰上げ返済を行うと、ローン支払い期間が短くなり、トータルで支払う利息が少なくすみます。ただし、前述したように毎月のローン返済額は変わらない点は注意が必要です。「早く住宅ローンから解放されたい」「総返済額を積極的に減らしたい」という方におすすめの返済方法です。
家計に合わせて支出をコントロールできる
住宅ローンの繰上げ返済を行うことで、家計に合わせて支出をコントロールできます。返済額軽減型は、返済月額の負担を減らすことができます。そのため、子供が進学するタイミングにあわせて事前に繰上げ返済を行い、家計に余裕を持たせることでさまざまな出費に備えることも可能です。
老後資金の準備期間にゆとりが生まれる
住宅ローンの繰上げ返済を行えば、老後資金の準備期間にゆとりを持たせることができます。定年退職を迎えるまでに住宅ローンを完済しておくと、余剰資金を預貯金・資産運用に回すことができ、惜しみなく老後資金として蓄えられます。余剰資金をつくれなかった場合でも、収入が無くなった後に支払いの不安を抱えなくて済むので安心ですね。
まとめ
住宅ローンの繰上げ返済には、返済期間短縮型・返済額軽減型の2種類があります。繰上げ返済の種類や実行するタイミングによって、高い利息軽減効果によって総返済額を減らすことができます。住宅ローンの返済は、家計を考慮して無理なく返済を続けられる選択肢を選ぶことが大切です。
ユニテハウスでは、お客様のご状況や予算に合わせた提案をいたします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも気軽にお問い合わせ・資料請求ください。
お問い合わせ・資料請求はこちら（https://yamagata.createlemon.jp/contact/）
ユニテハウスの事例はこちら（https://unitehouse.jp/voice/）
