年収300万円でも住宅ローンが組める!審査を通過するコツを紹介

マイホームを購入する場合、住宅ローンを組むのが一般的でしょう。「年収300万円では住宅ローンを組むことができるか不安」「住宅ローンの審査を通過するコツが知りたい」という方に向けて、以下の内容をご紹介します。

・年収300万円の場合の住宅ローン上限額
・住宅ローン審査に通りやすくなるコツ
・住宅ローンの標準的な返済スケジュールについて

返済の目安についても紹介していきますので、マイホームの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

住宅ローンを借りるための収入目安

住宅ローンは誰でも組めるわけではなく、審査に通る必要があります。では、審査に通過するための収入要件についてみていきます。

審査に通過する目安は年収300万円

住宅ローンの審査を通過する目安の1つが年収です。審査の壁を乗り越えるための下限は、年収300万円といわれています。住宅ローンを組む際に多くの人がフラット35を契約します。そのうち約30%が年収300万円台です。

データに基づけば、年収300万円だからという理由がローン審査に通らない直接の理由とはならないでしょう。審査に落ちる要因としては、例えば、他のキャッシングがある・過去に返済が滞ったことがある等があります。

※引用元:https://jhffaq.jp/jhffaq/flat35/web/knowledge311.html

審査は返済比率も重視される

返済比率は、年収に対する1年間の返済額の割合を指します。返済比率を30%以下にすると、住宅ローンの審査に通りやすいと言われています。返済比率の計算方法は、「1年間の返済額+年収×返済比率(%)」で求められます。そして、返済比率が高い程、ローン返済の負担が大きくなります。

年収300万円の場合の住宅ローン上限額

住宅ローンは長年にわたって返済していくため、将来の生計についても考える必要があります。そこで、自分の住宅ローン上限額がいくらなのかを把握しておきましょう。

借入額の上限目安は年収の7倍

住宅ローンの借入額は、年収300万円の人同士でも異なります。借入上限額の目安は、年収の7倍です。つまり、年収300万円であれば上限額は2,100万円です。住宅の種類によって年収倍率に差があるため、より詳しい情報は下記の表を参考にしてください。

土地付注文住宅7.5倍
マンション7.2倍
建売住宅7倍
注文住宅6.8倍
中古マンション5.8倍
中古戸建て5.7倍

参考:https://www.jhf.go.jp/files/400361622.pdf

借入額を増やすには?

借入額が希望額に満たない場合、夫婦の収入を合算してローンを組むと借入額がアップします。方法には「ペアローン」「収入合算」の2つがあります。以下はペアローンと収入合算の内容とメリット・デメリットのまとめです。収入合算については後述する「配偶者と収入を合算する」にて解説します。

 内容メリットデメリット
ペアローン夫婦が別々でローンを契約し、お互いが連帯債務者となって契約・異なる金利を選択できる
・リスクの分担
・2人の審査が必要
・諸経費が2倍
・お互いが連帯債務者
収入合算連帯責務夫婦のどちらかが主債務者、もう片方が連帯債務者となって契約・契約が1本で済む
・2人とも住宅ローン控除や団信を利用できる場合がある
・お互いが連帯債務者
・2人の安定収入が求められる
連帯保証夫婦のどちらかが主債務者、もう片方が連帯保証人となって契約・契約が1本で済む
・主債務者が返済不能となれば、保証人は返済請求が可能
・住宅ローン控除や団信の利用不可
・保証人に何かあっても、主債務者の返済は残る

住宅ローン審査に合格しやすくなるコツ

年収や他のローンがあるか等によって、一人一人の審査通過率は異なります。そのような状況でも通過率を上げるコツをお伝えします。

配偶者と収入を合算する

住宅ローンの審査に通過しやすくなるコツの1つ目は、配偶者と収入を合算することです。前述した収入合算という方法です。夫婦の収入を合算して申告することで、借入額の上限を増やせるだけではなく、審査に通過しやすくなるメリットもあります。ただし、収入合算では夫婦のどちらかが連帯債務者もしくは連帯保証人とならなくてはいけません。

頭金を多く支払う

審査に通過しやすくなるコツの2つ目は、住宅ローンを契約する際に頭金を多く支払うことです。年収が少なくても頭金を多く支払うことで、金融機関からの信頼度はその分高くなります。契約する銀行の通帳に定額貯金を預けておくのも有効です。また、頭金を多く支払うことで借入額が減らせ、利息を少額にできるだけでなく、月々の返済額も減ります。頭金を多く支払えるように、貯金しておくことが審査の通過や生活に余裕を作るコツです。

年収300万円の住宅ローン返済シミュレーション

最後に、住宅ローンの標準的な返済シミュレーションをしてみましょう。

返済のシミュレーション

返済シミュレーションをあらかじめしておくことで「住宅ローンの支払いが厳しい」「こんなはずじゃなかった」といった事態を未然に防ぐことができます。ここでは、年収300万の人が借入できる上限額相当の2000万円で住宅ローンを組んだとしてシミュレーションしてみます。ローンの詳細は以下の通りです。

・借入額:2000万円
・返済方法:元利均等
・返済期間:35年
・金利:2%(固定金利)

上記の場合、必要な月々の返済は66,252円です。総返済額は27,825,861円であり、内700万円は利息分の支払いです。将来的な支出アップや収入ダウンを見越して、シミュレーション結果の月々の返済額を払っていけるか、繰上返済をして利息の支払いを抑えられないか等が検討材料です。(本シミュレーションはわかりやすくするための簡易的なものであるため、実際とは異なる点があります)

参考:https://loan.mamoris.jp/

諸費用に要注意

住宅ローンを契約する前に、諸費用は必ずチェックしましょう。物件の表示価格の他、多くの諸費用がかかります。不動産購入時にかかる諸費用は、購入価格の7〜10%程度です。諸費用の内容としては以下の経費があります。

・仲介手数料
・司法書士への手数料
・住宅ローン関連費用
・火災保険料や地震保険料
・不動産所得税等

まとめ

年収が300万円でも住宅ローンを組むことは可能です。ただし、希望額に満たない場合やその他のローンによって審査が通過しない場合もあります。あくまで目安になるため、家族構成やお住みになられる地域でも異なります。まずはご相談ください。

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