年収400万で住宅ローンは組めるの?借入額別の返済シミュレーションあり

この記事では、年収400万円台の方が住宅ローンを組むにあたって、以下の内容を解説します。

・そもそも年収400万円で住宅ローンは組めるのか

・住宅ローンの借入金額の設定方法

・借入金額ごとの返済シュミレーション

年収400万円で無理なく返済するためのノウハウも紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。

年収400万円で住宅ローンは組めるのか?

年収400万円の人の住宅ローン利用者割合および借入可能金額をご紹介します。

世帯年収別の住宅ローンの利用者割合

2022年に独立行政法人住宅金融支援機構が公開した「住宅ローン利用者の実態調査」の結果によると、世帯年収別の住宅ローン利用者割合は以下の表のようになります。

【世帯収入別住宅ローン利用者割合(%)】

引用元:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者調査(2022年4月調査)」

世帯年収が低いとローン審査に通りにくいことはありますが、審査にさえ通れば住宅ローンを組むことができます。年収400万円では、借入額によっては頭金なしで住宅ローンを利用できます。

ですが、頭金なしの利用には住宅ローン控除の最大限活用などのメリットがあるものの、毎月の返済額が高いというデメリットがあることを把握しておきましょう。

年収400万円の人の借入可能額

住宅ローン借入可能額は年収倍率を使って計算します。年収倍率とは、購入したい住宅が年収の何倍かを表す指標のことです。年収倍率は金融機関が住宅ローンの審査をする際にも使われます。年収400万円の場合、借入可能額の目安は中古物件で2,200~2,300万円、新築物件で2,700~3,000万円程度となります。購入したい物件の購入費が基準値を上回っている場合は、頭金の用意で住宅ローンの借入額を減らすことで審査に通りやすくなります。

住宅ローン借入金額は返済負担率から決める

次に住宅ローンの借入金額を返済負担率から決める方法をご説明します。

住宅ローンにおける返済負担率とは

返済負担率とは、税込年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことです。返済負担率は「年収負担率」「返済率」とも言われます。長期固定型の住宅ローン【フラット35】は、借入限度額を返済率35%以下(年収400万円以上の場合)と定めています。また、民間の住宅ローンでも融資額(借入額)を審査する際に、借りる人の年収、また他の債務の有無や債務額などによって、返済負担率が25%から40%程度の間におさまるかどうかを基準にしています。

返済負担率の目安は30%以内

返済負担率は以下の計算式で算出することができます。

「返済負担率=年間の返済額の合計÷年収÷100」

一般的に、無理のない住宅ローン借入額の目安は返済負担率30%以内といわれていますが、同じ年収でも、家族構成やライフスタイルによって返済可能な金額は異なります。このため現在の家賃や生活費等をもとに自分の家庭に合った返済額を考えることが大切です。

年収400万円の住宅ローン返済をシミュレーション

それでは最後に年収400万円の住宅ローンの返済シュミレーションを借入額ごとにご紹介します。

借入額2000万円の場合

年収400万円で2,000万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。

年収400万円で借入額2,000万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で71,900円です。返済負担率は21.57%で、目安の30%を下回っています。

借入額2500万円の場合

年収400万円で2,500万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。

年収400万円で借入額2,500万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で89,900円です。返済負担率は26.97%で、目安の30%を下回っています。

借入額3000万円の場合

年収400万円で3,000万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。

年収400万円で借入額3,000万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で107,900円です。返済負担率は32.37%で、目安の30%を上回っています。そのため、住宅ローンの審査に通りにくい・毎月の返済が苦しいといった問題が出てくるかもしれません。

借入額3500万円の場合

年収400万円で3,500万円の借入をおこなう場合の返済額を以下の表にまとめました。固定金利は1.8%、元利均等のローンを組むことを想定しています。

年収400万円で借入額3,500万円の住宅ローンを組む場合、月々の返済額は返済期間30年で125,800円です。返済負担率は37.74%で、目安の30%を上回っています。無理のない住宅ローン返済を考えた場合、年収400万円台の方の借入額は3,000万円までが目安となるでしょう。

まとめ

この記事では年収400万円の人の住宅ローン借入額可能額や返済シュミレーションをご紹介しました。住宅ローンは、長期間にわたって返済が続いていきます。現時点では問題ないと思われる返済額であっても、今後の家族のライフプランによっては返済が厳しくなってしまうかもしれません。そうならないためにも、長期的な視点でライフプランを考え、予期せぬ出費をできるだけ少なくすることが大切です。

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