年収500万の人の住宅ローン適正借入額は?簡易シミュレーションあり

この記事では「年収500万円の人が住宅ローンを組む際の借入額について知りたい」という方に向けて、住宅ローンにおける適正な借入額の考え方を解説します。また、考え方だけではなく、実際の住宅ローンを想定したシミュレーションも紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

住宅ローンにおける適正な借入額とは

はじめに年収に関係なく共通認識として、住宅ローンにおける借入額の適切な金額について解説します。

月々の返済額が無理のない範囲であること

住宅ローンは20年や30年と長期にわたって返済していきます。そのため、毎月の返済額は生活に支障がでない無理のない額としましょう。一方で「毎月の返済額を増やせば早めにローンが完済できるのでは?」という考えもありますよね。ですが、現在の収入・支出が10年後・20年後も続くとは限りません。将来的に収入が減る・支出が増える可能性を考え、余裕をもった返済プランが重要です。

最大借入可能額まで借りないこと

年収500万円の方であれば、借入額の上限、つまり住宅ローンで最大限借りられるお金は4000万円前後です。この4000万円は住宅ローンにおける年収倍率という考え方に基づきます。住宅ローンの借入額を適正とするには、最大借入額よりも低い額とするのがよいです。最大借入額よりも低い額で借り入れることで、生活にゆとりができ、前述した年収のダウン・支出のアップに柔軟に対応できるからです。

収入減少や臨時支出を想定した借入額であること

住宅ローンの返済を始めると、初めの数年は良くても5年後・10年後に「ローンの返済が苦しい」「こんなはずじゃなかった」と後悔する人は一定数います。そのような人たちに共通しているのは、将来的な収入減少や臨時支出を考慮できていないことです。収入・支出の変動は主に今後のライフイベントを見据えておけば、ある程度想定できるでしょう。特に大きなライフイベントとなるのが子供の出産です。子供が生まれると養育費や教育費等から支出アップが見込まれます。さらに、共働き世帯の場合、奥さんの収入ダウンも避けては通れないでしょう。

年収500万円の住宅ローン返済シミュレーション

最後に、年収500万円の人に向けた住宅ローンの返済シミュレーションを1つ紹介します。今回のシミュレーションの条件は以下の通りです。なお、シミュレーションはわかりやすくするためにシンプルにしています。実際の返済額とは異なる場合がありますので、あくまで参考としてください。

・借入額:3000万円
・返済期間:35年
・金利:2%
・返済方法:元利均等返済

フラット35の固定金利2%の場合

金利2%をフラット35の固定金利とした場合、毎月の返済額と総返済額は以下の通りです。

・毎月の返済額:99,378円
・総返済額:41,738,968円

毎月の返済額はおおよそ10万円、総返済額は約4200万円です。固定金利2%の場合、利息分の支払いだけで1000万円以上ある計算です。利息分の支払いを小さくするには、頭金を入れて借入額を抑えたり、繰上返済をする方法があります。繰上返済については、以下の記事で解説していますので興味のある方はご覧ください。

住宅ローンの繰上げ返済とは?デメリットやメリットも徹底解説

借入額を減らした場合

先ほどのシミュレーションは借入額3000万円でした。借入額を減らし、2000万円としたらどうなるのでしょうか。結果は以下の通りです。

・毎月の返済額:66,252円
・総返済額:27,825,861円

当然ながら、借入額3000万円のケースと比べて、毎月の返済額と総返済額は小さくなりました。毎月のローン返済額が抑えられると、精神的な安心もありますよね。

頭金を払って返済期間を延ばした場合

最後のシミュレーションでは、頭金を500万円支払い、2500万円を借り入れたこととします。

・毎月の返済額:82,815円
・総返済額:34,782,404円

頭金がないケースと比べて、毎月の返済額は約1.7万円も安くなりました。以上のシミュレーションより、借入額が大きくなる場合においては長期の返済期間とし、少額でも頭金を用意することが月々の返済額を減らすポイントです。

まとめ

住宅ローンは多くの場合、数十年と長きにわたって返済していくものです。そのため、しっかりと知識を身につけてポイントを理解しておく必要があるでしょう。返済プランについては、銀行に直接相談しにいかなくてもシミュレーションサイト等で簡易的に出すことができます。借入する前に、まずはシミュレーションで月々の返済額がいくらぐらいになりそうか計算しておきましょう。

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